2014年3月29日土曜日

海外から見た日本《第7回 古橋櫻子, Sakurako Furuhashi イギリス》

こんにちは!

ロンドンは暖かく過ごしやすい気候に変わりつつあります。こちらでも桜は咲きますが、日本と違い雨風に強く長期間にわたって咲くのが特徴です。日本の桜はさっと散ってしまうのが寂しくも感じますが、儚さや趣を感じられる点でやはり私は日本の桜が一番だと思っています。

通学路に満開の桜

St Anne's College, University of Oxfordで見つけた可愛い花壇

さて、今回はその日本について。(大テーマですね)
留学前は正直、日本で日本人として生まれてよかった、と思うことはほとんどありませんでした。むしろ、どうして自分は日本人なのかと、当時の環境により幼少期はよく嘆いていました。
ですが、この留学期間中に出会ってきた人たちの多くは日本・日本人に対して好印象を持っており、驚きました。日本に行ったことのある人たちからは、「日本人はみんな優しくて礼儀正しい。また絶対に訪れたい国」と素敵なコメントをもらいます。中には、将来移り住みたい国、と言ってくれる人もおり、日本のどこがそんなに魅力的なのか?と日本人である私が彼らに問うという、不思議な空間を自らつくっています。彼らによると日本の治安面による安全性や交通の利便性の高さをはじめ、日本独自の文化(和食・和楽器・お風呂・折り紙など。ちなみにSOASにはOrigami Societyがあるほど折り紙ファンは多いです)に魅せられるそうです。
日本に行ったことのない人たちからも「日本人は真面目でよく働くイメージがある」などと、悪い印象は持たれていません。また、ネパールやバングラデシュなどのアジア諸国出身の人たちからは、「第二次世界大戦後の日本の著しい経済成長は素晴らしい見本。アジアの国々の中で日本は憧れであり、日本人が生み出すアイディアや商品は繊細で目を見張るものがある」と言ってもらいました。
多くの出会いを通して、私が持つ日本・日本人のイメージは大きく変わってきています。さまざまな魅力を教えてくれ、気づかせてくれた友人たちに感謝しています。

イギリス料理=まずいは大間違いです!

また、私がイギリスに来て身をもって感じたのは、日本の店員さんのマナーの良さ、もてなす心です。どこの国でも、ブランド店や有名高級料理店などでは店員さんのサービスが行き届いていると思いますが、こちらのカフェやファストファッション店では日本では滅多に遭わない対応を受けることがしばしばあります。例えば先日食事したカフェチェーン店での会計時。お金を払い、レシートを受け取ったのですがお釣りが返ってこなかったので、
「お釣りの○.○ポンドもらえますか?」というと、
「え?いやいや、返したでしょ。レシート受け取ってるんだし」
と堂々とした口調と自信のある顔でいわれたので、私はついにここまでボケてしまったのか!と瞬時に財布を確認しましたが、やはりなかったので(運よく丁度小銭をほとんど持ってなかったのですぐ分かりました)
「いやいやいや、もらってないよ。だって財布の中に○.○ポンド入ってないもん。嘘だと思うなら中身みてみてよ、ほら」
と財布の中身を見せると、店員さんは渋い顔で「はいはい、ごめんね」と言ってお釣りをくれました。私を騙そうとしたのか、ただ忘れていただけなのか分かりませんが、日本でこの対応はまず受けたことがありません。
他にも、洋服を全部適当に丸めて買い物袋に突っ込む店員さんやBGMに合わせて歌う店員さん、友達がお店に来てお客さんの前でおしゃべりを楽しむ店員さんなど、日本では決して見ることのない光景を見受けます。
一般的に日本では店員さんとお客さんが敬語で話し、会話も表面的で距離が適度に保たれているのが個人的にはあまり好きではなかったので、こちらのほとんどの店員さんのフレンドリーで商売っ気がなく気軽におしゃべりできるところは楽しくて好きです。今はこちらの接客に慣れているので、日本に帰ったら店員さんの接客術が徹底しておりお客さんに対して低姿勢であることに驚いてしまうと思います。きっと日本に行ったことのある友人たちが言っている日本らしさを、私自身が改めて実感する時かもしれません。



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