2013年11月27日水曜日

カルチャーショック 《第3回 向山直佑,Naosuke Mukoyama カナダ》

こんばんは、カナダはトロント大学に留学中の向山直佑です。
今回のテーマはボスキャリ or カルチャーショックということで、3年生だし院に行くつもりだからいいやーと思ってボスキャリが何かすらろくに知らなかった僕は、当然カルチャーショックについて書くしかありません。
さて、実はこの類のことはよく聞かれます。
日本に居ても同じような感じだと思いますが、僕がこちらに来て受けた質問ベスト3は(What's your name?は別にして)、"What is your major?", "How do you like Toronto?", "Did you find anything different from Japan here?"ですかね。
このうち3つ目の質問が今回のテーマと被るので、この質問をされたときに僕が答えることを3つ書いてみたいと思います。

1. トイレが男女共用
…僕はUniversity Collegeというカレッジのレジデンスに住んでいるのですが、そこのトイレとシャワールームは男女共用です。なのでトイレに入ったら隣が女の子だったり、 トイレのドアを開けるとバスタオル1枚の女の子が出てきたりします。 「それめっちゃいいじゃん」と思うのが男性の実情だと思いますが、実際はそんなに良くないです。第一女性が居ると思うと、なかなか落ち着きません。

2. 同性愛がまったくもって普通のことである
…僕の住むUniversity Collegeは中にLGBTオフィスというものがあるくらい、U of Tの中でも同性愛に関してオープンなカレッジです。そもそも北米一般に同性愛に寛容ということはあると思いますが、トロントは中でも同性愛者が異端視されていないと いうか、自分で普通にカミングアウト出来るような場所です。
僕が住んでいるハウスの中にもゲイのやつがいて、彼はハウスのミーティングで普通にゲイであることをカミングアウトしていて最初すごく僕は驚きました。
ちなみにそういう環境にいるとゲイかどうかすぐに見極められるようになるとこちらに長く住んでいる友人が言っていましたが、僕はまだそういう能力を身につけておらず、"Do you have a girlfriend?"と友達に聞くのを躊躇ってしまいます。(別に躊躇う必要はないのでしょうが)
ところで僕は個人的に人間は同性愛者か異性愛者かにそう簡単に分類できないのではないかと思っています。誰しも同性に対して魅力を感じることが時にはあるでしょうし、それと異性愛は両立しうる気がするのです。北米のように同性愛「に気づきやすい」/「をカミングアウトしやすい」環境にいると日本のような環境にいた場合よりも、 ボーダーライン付近にいる人が「自分は同性愛者だ」と認識しやすいのではないかとも思います。まあ勝手な憶測なので真偽の程は定かではありませんが。

3. 酒に厳しいくせにドラッグに優しい
… カナダは酒類の販売に厳しく、例えばオンタリオ州ではLCBOあるいはBeer Storeという決まった酒屋でしか酒を買うことは出来ず、基本的にバーやレストランなどでもIDを提示しなければ酒を飲ませてくれません。いちいち限られた店舗数しか無いLCBOやBeer Storeに行くのはめんどうで、どこにでもアルコールがある日本のシステムが懐かしくなります。
一方なんとこちらではマリファナの吸引が黙認されています。違法は違法なのだが、誰も取り締まらない、という意味です。こちらに来る前友人から「嗅いだことがない臭いがするなと思ったら、それマリファナだから」と言われ、そこからしばらく忘れていたのですが、ある日通りを歩いていて強烈な変な臭いがした時にふと思い出し、それからはよく出くわしています。
僕の周りでも、ちょっと元気な子達は大抵マリファナとはお友達です。さらに強いドラッグをやったこともある、というやつもいます。
正直これには戸惑いました。もし日本でマリファナをやっているという人間がいたら僕は即座にその人とは縁を切るでしょう。喫煙者でさえ、肺の病気をしたことがある僕は相当苦手というか嫌いで、あまり友達になりたいとは思いません。
しかし、こちらではマリファナのような軽いドラッグよりも、酒の方が危険と考えている人も多いようで、マリファナが日本でのタバコ程度の扱い(ちなみにカナダでは喫煙率も日本よりかなり高いと思います)であるならば、日本の価値観で彼らを判断するのは変ですよね。
実際、マリファナをしている人間が不良かというと、実は全然そういうことはないのです。まともな人間(そもそも僕の友人とはカナダ有数の大学の学生です)でも普通にやっている、それがカナダにおけるマリファナなのです。
なるほど文化相対主義とはこういうことなのかと、少し大げさに思いました。

なんというか全体的に新宿の香りがする記事になってしまいましたが、トロントがなんというか「アブナイ」場所であるかというと、全くそうではありません。
夜中に女性がひとり歩きしても大丈夫だし、正直なところ渋谷や新宿、梅田や難波よりもよっぽど安心して歩けます。
親切な人がとても多いし、困っていたら誰かが助けてくれる。
ただ、その親切な人達が、マリファナを吸っていたり、オープンな同性愛者だったりするだけです。
それは単に、「日本と違う」というだけのことなのだと思います。
念のため書いておきますが、当然僕自身はマリファナを試したことはありません。
今回はこんな感じで。お読みいただきありがとうございました。


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