2013年11月21日木曜日

カルチャーショック 《第3回 藤岡直樹,Naoki Fujioka イギリス》

 ロンドンは急激に日が短くなり、冬が近づいていることを感じさせられます。
 さてさて、今回のテーマはカルチャーショックです。
が、文化の違いから大きな衝撃を受けた経験は、いまのところありません…
生まれ育った埼玉と今住んでいるロンドンは、どちらも都会(埼玉が都会かどうかの議論が置いときます 笑)。
街の景色は異なれど、これといって生活スタイル等に目を瞠るような違いがないのです。
そこで、カルチャーショックとまではいかないものの、こちらに来て1番驚いた出来事を紹介します。
大学エントランスでの抗議
  先月末、イギリス全国で大学職員によるストライキが行われ、学校が1日休みになるということがありました。
ストライキに参加しない教授は授業を行うため、完全に休講というわけではありませんが、大半の職員は出勤せず、大学の機能は1日麻痺していました。
当日、キャンパスに行ってみると、大学の入口では大学関係者たち(実際には労働組合の人や失業者らしき人、ホームレスが大半)が、プラカードやバイオリン演奏、スピーチなどで、政府に対する抗議をしていました。
一部のトップが高額な給料をもらい続ける一方で、多くの職員の給料は2008年から年々下がっており、待遇改善を訴えたものです。
僕は図書館に行こうと思って、大学に入ろうとするのですが、ストライキ集団はそれをとめようとします。
ただ授業料も何もこっちの大学に収めていない僕にとっては、正直興味はありません。
無視して大学に入るわけですが、図書館に入ると、そこにいるのは警備員だけ。
全てセルフサービスになっています。
SOASの隣IOEのStudent Union Bar "Arm your brain with beer"
 本来はこの日、プレゼンをするはずだったのです。
僕の場合、他の学生よりも時間がかかるので、早めに準備に取り掛かっていたのが裏目に出ました…
他の授業よりも優先して準備をしていたのですが、4日前になって教授から「ストライキに参加するので、チュートリアルはキャンセルになります」という連絡が入りました。
延期ではなく、完全にキャンセルです!
せめて前の授業で伝えてほしかったです。
ちなみに、その日の夕方の別の授業はありました。
大学近くの教会
日本では、教育機関はもちろん、その他の仕事でも滅多にストライキなど起こりません。
イギリスらしいと言えば、そうだと思います。
ただ、それがいくら正当な権利だとはいえ、大学職員が、しかも大学の教授が、授業をボイコットするのはいかがなものかと、個人的には思います。
イギリス人の友人が言うには、これは毎年恒例の行事なのだとか。
もはやただ休みたいだけなんじゃないか、なんて疑ってしまいます。
そもそも、正確なことは分かりませんが、大学職員(クリーナーさんなどは別ですが)ともなれば、それなりに社会的地位は高く、給料も決して悪くないはずです。
学校の近くだけでもホームレスや失業者らしき人たちをたくさん見かけるような中で、自分たちの給料を上げろという要求で仕事をボイコットするという手段にまで出るのは、あまり正当化できないのではないかと思うのです。
イギリスの財政状況は厳しいわけで、ならば高所得層よりも低所得層のための取り組みが優先されるべきです。
実際されているのかは知りませんが…
ストライキというのは、彼らも認める通り、あくまで最終手段。
特に大学が機能しなければ、学生に被害が及ぶのです(学生の授業料は返って来ません)。
授業をボイコットせず、大規模なデモや集会を開くのでも、効果はさほど変わらないのでは。
そう考えるのも日本人だからでしょうか。
 とりあえず、僕はプレゼンが教授の一方的な都合でキャンセルされたことに、かなーり不満を抱いています。


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