2013年11月3日日曜日

授業が始まって…《第2回 小嶋伸弥,Shinya Kojima アメリカ》


こんにちは、今回のテーマは「授業が始まって...」ということで日本とアメリカでの授業の違いについて気づいた事を書きます。

 日本の多くの学生は海外の大学の授業と聞くと、マイケル・サンデルの白熱教室のような学生の発言によって大きく議論が変わっていく双方向的な授業や、プロジェクト主体の少人数でチームを組んで進めて行くような日本の授業とは大きく異なる物を想像するかもしれません。しかし、自分のような理系の学生は、プロジェクト主体の授業もありますが、基本的には日本と同じ大人数の箱形の講義形式の授業であり、一見すると日本とアメリカで大きな違いは無いようにも見えます。私も、アメリカの大学の教育システムはとても良いと評判を聞いたり、活発なプロジェクト形式の授業のイメージがあり、それらの憧れから留学を志したわけですが、講義形式の授業に大した差は無いのではと経験する前は思っていました。

 確かに講義それ自体は、教授が板書の合間にも学生の方に体を向けて熱心に説明をしたり、分かりにくい内容が出てくると学生がすぐに質問をする分、教授は下手な説明はできないなど、アメリカの方が幾分か良いと思う部分はありますが大差はありません。しかし大きな差として、とにかく学生が勉強しやすい環境がよく整えられています。
 具体的に言うと、最初の授業で配られるシラバスで半年間の予定が細かく記されており、教科書のどの範囲なのか、宿題はいつ出るのか、テストはいつなのかが分かるため、学生は予習復習もしやすいし息抜きの予定も立てやすいです。



成績の評価基準も宿題が何%、中間、期末が何%と定量的に記されているため、何をどう頑張れば良い成績が取れるか明確であり力を入れやすいです。また、office hourというのが各授業に設けられていて、毎週決められた時間、教室でその授業の教授やTAに好きなだけ質問でき丁寧に教えてもらえる環境があったり、毎授業がビデオで撮影されて授業後にアップロードされて好きなだけ見直せたり等、とにかく分かっていない学生へのフォローが良く整備されています。日本でも自分だけで学習へのモチベーションを持続でき、学習計画を練り、それに沿って自学し続けて良く理解出来る、出来の良い学生にとっては、これらはさして重要でないかもしれません。ですが、勉強しようとは思っていたがなかなか上手く自制できなかったり、理解が追いつかなかった私のような日本の学生には、この環境は素晴しい学習環境であると言えます。
 ほかに感じることとしては、よくアメリカの理系学生は数学に弱く、大した事がないという見方をする日本人が少なからずいますが、こちらの学生は情報工学系でない学生もプログラミングなどのPCツールを熱心に勉強することでその能力を補っているように思います。少し煩雑な計算が必要な時は、そのツールを使って手早く計算をし、物理的な現象の理解など、より大局的な部分の理解に重きを置き、時間を割いて学習しているように感じます。

以上、堅苦しい投稿失礼しました(笑)まあ、授業についてだから仕方ない!


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