2013年10月19日土曜日

授業が始まって…《第2回 古橋櫻子,Sakurako Furuhashi イギリス》

こんにちは!

ロンドンに来て早2カ月が経とうとしています。
寮生活にはすっかり慣れ、学生生活にも少しずつですが慣れてきました。
今回は今月から始まった授業について紹介します。


SOASの学部生が1年間で取れる単位は最大4単位(4コース)です。日本と比べるとずっと少ないですが、それぞれのコースの授業は最低でも2時間あり、授業ごとの負担が大きいです。
留学生は学部、学年問わず受けたい授業を受けることが出来ます。1週間以内に興味深いコースがたくさんある中から4つに絞ることは大変でした。文字通り頭を抱えて悩んだ末、以下4つのコースを取ることを決めました。

Burmese Language
このコースを取るためにSOASを選んだといっても過言ではありません。同じビルマ語でも教授の教え方や扱うテキストの種類が異なり、大変面白いです。日本では特にリーディングとライティングに重点を置いた授業を受けてきましたが、SOASではスピーキングとリスニングに充てる時間が長いと感じています。
英語でビルマ語を学びたい、とずっと思ってきたので毎回の授業が楽しくて仕方がありません。日本語で意味を知っている単語でも、相当する正確な英単語や文法の説明は知らないため、同じ時間内に2言語を学んでいる感覚です。
生徒は5人(イギリス・ドイツ・スウェーデン・シンガポール・日本)。日本では同学年が13人いるため、比較すると教室が少しさみしい気もしますが、言語を習得するためには大変良い人数だと思っています。授業時間外もみんなで集まり、授業の復習を中心にスピーキングの練習をするなど、みんな熱心にビルマ語を学んでいます。
また、授業は週2回(4時間)あるのですが、現在の自分のスキルをより高めるためには授業だけでは物足りないと感じたので、教授に相談し個別に指導して頂くことになりました。


 ビルマ語授業プリントと辞書



Introduction to Global Forced Migration Studies (Department of Development)
2時間のLecture1時間のTutorialで構成されている授業です。多くの学問領域にわたるケーススタディを通して難民や移民の定義、関連する問題についてさまざまな文献を読み、考え、議論しあいます。23年生対象の授業でLecture30人程度、Tutorialはいくつかのクラスに分かれて10人程度で行います。
教授だけでなく生徒も積極的に授業と関連する資料を見つけて全員でシェアするなど、生徒と教授の距離の近さを特に実感する授業です。
1年生の頃ビルマ難民をテーマにしたレポートを提出したり難民学の授業を取ったりと、留学前から関心が高かった分野なので毎回予習で課されるリーディングは興味深く読んでいます。

Performance (Department of Music)
1年間でジャワのガムランとバリのガムランを習う授業です。ガムランとは、大中小のさまざまな銅鑼や鍵盤打楽器による伝統的なインドネシアのアンサンブルです。宗教儀式のほか演劇や舞踊の伴奏としても使われています。
ジンバブエのムビラやインドのタブラ、韓国のサムルノリなどの楽器も選択することが出来たのですが、クラスメイトみんなで合奏したいという気持ちが強かったのでガムランを選択しました。また、ガムランの音色にはヒーリング効果があるといわれており、日々の勉強に疲れた自分を癒してくれるのではないかという期待も込めて選択しました。実際に全員で息をあわせて演奏すること、それぞれの楽器の演奏の仕方を習うことがとても楽しいです。
この授業は0.5単位なので、1月からSounds and Cultures: East, Southeast and South Asiaという0.5単位のコースをもう一つ取ります。各国の楽器の特徴を学ぶとともに、文化・社会・歴史・宗教・政治的な繋がりを学びます。

The Creation of Modern Burma (Department of History)
イギリスがビルマを植民地として支配していた時期として、第二次英緬戦争が始まった1852年から日本軍が侵略した1941年までの文献を用いながら、イギリスがどのようにビルマという一国を捉え他国へ伝えてきたのか、美術や映画なども交えて学び意見を交換しあいます。
ビルマを日本とイギリスという異なる視点から研究したい、と思いつづけてきた自分にとって理想的な授業です。開発学の授業を取る予定だったのですが、本コースと授業時間がかぶっており、どちらを受講しようかとても悩みました。今でも開発学の授業をとれなかったことは残念に思っていますが、学外のセミナーなどを通して学んでいきたいと考えています。


常識を疑い、自らの目でみて頭で考えて世界を捉える姿勢が強い教授や学生からは日々良い刺激をうけています。複雑なバックグラウンドを抱えているが故に非常に強い問題意識を持っている学生も多いです。
 学内のStudent Unionの壁。
個性と多様性あふれるSOASの特色がよく表れていると思います。

 同じくStudent Unionの壁。
さまざま言葉が壁や柱に書かれていますが、中でもお気に入りの言葉です。
毎日やるべきこと、やりたいことに追われ続けていますが、やりがいと生きがいを感じられる現在の生活には満足しています。自分の目標、理想に少しでも早く近づけるよう、一日一日を大切に悔いなく過ごしていきたいと思います。


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